◎竹久夢二part4
ここまで夢二の生涯について簡単に書かせていただきましたが、今回がラストになります<(_ _)>
前回は、夢二の生涯で大きくかかわった女性、2人目である、笠井彦乃について書かせていただきました。
今回は、笠井彦乃が亡くなったその後の夢二について書かせていただきます。
夢二は深く愛していた彦乃を亡くし、何も描けない状態がしばらく続きました。
そんな姿を見かねて、夢二にある一人のモデルさんが紹介されます。
このモデルさんが、佐々木カネヨ(16)。夢二は彼女を「お葉」と呼び、制作を再開。
カネヨは夢二の身の回りの世話を焼き、2人は一緒に暮らすように…
カネヨは夢二の事を「パパ」と呼び、夢二も父親のような愛情でカネヨの事を可愛がっていました。
が、一人の女性として愛され、結婚がしたいと望んだカネヨと夢二は次第にすれ違うようになり、
夢二とある女性作家さんの恋愛騒動により、カネヨは夢二のもとを去っていきます…
そんなこんなで昭和6年。夢二は若い頃からの夢を叶えるがため、海外へ。当時46歳。
新しい地で孤軍奮闘するも、なれない環境に心身ともに悲鳴を上げ、1年のアメリカ生活を終え、昭和7年10月ヨーロッパへ。
ドイツやオーストリアなど各地を巡り、翌年昭和8年9月に帰国。
帰国後、画会の為台湾に行くが、体調不良が悪化。すぐ帰国し、信州の富士見高原療養所に入院。
結核になってしまい、49歳という若さでこの世を去りました。
……以上です。
いかがでしたでしょうか…??
夢二はプレイボーイとして有名ですが、本当に浮気だったり、恋愛沙汰が多かったみたいですね(-_-;)
ただ、最後まで絵を描き続け、自分の夢をかなえる為、身を粉にしてでも努力し続けた夢二は素敵だなあ、と思います…
皆さんも夢二について調べてみると、ここには書いてない事実も沢山書いてあるので面白いですよ…('◇')ゞ
作家さんの生涯を知ることは、作品の理解にもつながると思います…!
皆さんもお好きな作家さんの生涯を詳しく調べると、面白いかもしれません!
もし、夢二の作品をどこかで目にする機会がございましたら、すこしでも、
夢二自身の事を思い出していただけたら幸いです❀
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