昇仙峡の紅葉イベント 仙娥滝・竹あかり
昇仙峡ならではの紅葉イベント!仙娥滝ライトアップ・竹あかりについて
日本位一の渓谷美を誇る昇仙峡には、毎年多くの観光客が訪れます。特に紅葉に合わせたライトアップイベントは行く前にぜひチェックしておきたいです。
なぜなら、毎日行われる訳ではなく期間限定開催だからです。今回は、光が織り成す幻想的な昇仙峡を満喫するためにお話していきます。
日本一の渓谷美である昇仙峡
日本屈指の景勝地、昇仙峡には湯村温泉エリアと併せて年間で56万人もの観光客が訪れます。昇仙峡は覚円峰がシンボルですが、他にも奇岩の数々や川のせせらぎなど、大自然を思う存分堪能できます。大正時代から観光地としての発展を始めると、甲府からのインフラも整備され、足を運びやすくなりました。
何をするでもなく、歩いているだけでも楽しめる昇仙峡は、山梨県のみならず、日本を代表する観光地と言って良いでしょう。
奇岩の数々は昇仙峡ならでは
昇仙峡には数多くの「奇岩」と呼ばれる岩があります。河岸から山肌まで、様々な場所に奇岩があり、それらもまた、昇仙峡の見どころの一つです。
オットセイ岩、トーフ岩、松茸石、サル岩など、名前の付けられている岩も多数あります。名前を聞くと、何となくそのように見えてくる岩も多数あるので、ついつい見入ってしまう観光客も多く、撮影スポットになっている奇岩も多々あります。
山頂からの景色は圧巻!
昇仙峡にはロープウェイがあります。ロープウェイ乗車後、数分で山頂に到着すると目の前には絶景が広がっています。甲府市内、塩川ダム、そして富士山など様々な絶景が飛び込んでくるので昇仙峡に足を運んだ際には要チェックです。
ちなみにロープウェイは影絵の森美術館とのセット券が用意されているのでこちらがお得です。
遊歩道が整備されています
昇仙峡は遊歩道が整備されているので、遊歩道に沿って歩くだけで見どころスポットを網羅できます。じっくりと調べることなく、何となく足を運んだとしても遊歩道に沿って歩くだけで、日常生活では見ることがない自然の景色が目に飛び込んできます。
秋の紅葉シーズンは最も人気
季節を問わずに楽しめる昇仙峡ですが、観光のトップシーズンは秋です。特に11月は、紅葉の時期もあり年間を通して最も観光客の多いシーズンです。大自然と紅葉のコラボレーションは一見の価値がある光景なので観光客が多いのも納得です。
中でもここだけは見ておくべきという見どころがあるので、そちらも併せてご紹介しましょう。
長潭橋
昇仙峡の入り口とも言うべき長潭橋付近は紅葉の見応え抜群です。長潭橋そのものが曲線の美しい橋ですが、付近には多くの紅葉があるので長潭橋と紅葉の両方を楽しめます。撮影スポットには多くの観光客が集まるので、撮影には少々時間がかかる可能性もありますが、待つ価値のある光景です。
覚円峰
昇仙峡のシンボルでもある覚円峰ですが、紅葉との組み合わせがとても綺麗です。
覚円峰は白い岩肌が鮮やかなだけではなく、とてもなだらかな遊歩道があるので周辺に溶け込んでいる紅葉の赤味をより楽しめます。覚円峰はどの季節でも昇仙峡のシンボルとして、自然の雄大さを広くアピールしていますが、紅葉シーズンは紅葉のおかげで周辺に赤味が出るので.覚円峰もどこか暖かい雰囲気を感じさせます。
こちらも撮影スポットは多くの観光客でごった返すことが予想されますが、SNSを行っていない人でもついつい撮影したくなる光景です。
天鼓林
こちらは遊歩道の中間定点付近にあります。紅葉が色づいているのでとても綺麗なだけではなく、遊歩道から見上げて楽しめます。遠くから見ても綺麗な紅葉ですが、間近で見るとまた違った魅力があります。天気の良い日ですと、太陽の光に照らされる紅葉を真下から覗くことができます。
荒川ダム
荒川ダムもまた、紅葉が見事な場所です。こちらは昇仙峡からは少し離れますが、ダムの周辺には無料駐車場が数カ所あるのでこちらも併せてチェックしておきたいところ。荒川ダムを囲む山が紅葉によって染まっている姿は、ダムとのコントラストが美しさを演出してくれます。
山頂からの景色
ロープウェイにて山頂まで登ると、壮大な光景が飛び込んでくるのですが、紅葉シーズンともなればそこに美しさが加わります。まるで赤い絨毯が敷かれているかのように、山の所々に暖かさを感じさせる赤味を帯びています。天気の良い日は、いつまでもその場にいたいと思わせる程の美しい光景が広がります。また、山頂から見下ろす荒川ダムの光景も綺麗です。
秋の行楽シーズンは駐車場に注意
昇仙峡には駐車場が4か所あります。4か所の合計で200台という数字は、行楽シーズン以外であれば問題ない数字ですが、秋の行楽シーズンやライトアップ期間中はどこも満車の可能性が高いです。
時間に余裕をもっての行動を心掛けるか、あるいは公共交通機関でのアクセスにした方が良いでしょう。
紅葉と仙娥滝ライトアップは必見の価値アリ
昇仙峡は都内から日帰りでアクセスできる好立地なので、朝家を出て昇仙峡を楽しみ、夕方頃には帰る方が多いです。しかし、夜の昇仙峡もまた、とても魅力的です。
特にライトアップは必見です。紅葉だけではなく、仙娥滝のライトアップもあるので、こちらも是非チェックしておきたいところです。
仙娥滝のライトアップ
仙娥滝のライトアップは年に数回行われています。紅葉シーズンだけではなく、他の季節にもライトアップは行われていますが、やはり紅葉シーズンの仙娥滝のライトアップは別格です。
滝と紅葉がライトアップされることにより、周辺がほんのりと赤味を帯びた暖かい光景となります。紅葉シーズン以外の仙娥滝のライトアップも綺麗ですが、紅葉がないのでライトアップは少々白味が強いです。しかし、紅葉シーズンは紅葉のおかげで暖かみを感じさせるライトアップとなるので、是非見ておきたいポイントです。
遊歩道もライトアップされます
紅葉シーズンは遊歩道もライトアップされます。紅葉がライトアップされることにより、暖かみのある真っ赤な光景が飛び込んでくるのですが、その中を歩いた際のドキドキ感は非日常そのもの。自然とライトアップの調和は、普段では味わえないもののはずです。
秋期間限定の「竹あかり」とは
昇仙峡では秋限定の「竹あかり」も開催されます。円右衛門伝承館から仙娥滝まで、およそ4,000個もの竹とうろうが観光客を出迎えてくれます。
竹とうろうのあたたかな光は昇仙峡の自然や紅葉とも相性抜群。日没から夜まで開催されるので、夕方頃足を運んで幻想的な雰囲気に酔いしれてみてはいかがでしょうか。
竹あかりの開催日は要チェック
竹あかりの過去の日程は以下になります。
2016年11月19日(土曜日)~11月23日(水曜日)
2017年11月23日(木曜日)~11月25日(土曜日)
2017年では元々は10月20日の金曜日から22日の日曜日までの開催でしたが、天候不良によって上記の日程へと延期されました。過去2年の傾向を見るに、規則性がありませんので2018年いつ開催されるのかは分かりません。昇仙峡観光協会のサイトなど、よくチェックしておきましょう。
光と影のアートも幻想的
昇仙峡は紅葉、そしてライトアップも幻想的ですが、影絵の森美術館も負けてはいません。ロープウェイ乗り場から徒歩でも歩いて行ける距離にあり、駐車場やお手洗いも完備されています。
幻想的な作品の数々は、ライトアップや紅葉に勝るとも劣らない美しさを誇り、多くのファンが愛する藤城清治は「光と影の造形詩人」とも称されています。
影絵の森美術館は午前9時から午後5時まで開館していますので、こちらをチェックしてからライトアップを楽しんでみてはいかがでしょう?