ホーム>昇仙峡の魅力

昇仙峡の魅力

良い旅は移動で決まる!昇仙峡への行き方について

201895182820.jpg

旅行の楽しみは「どうやって行くか?」を考えるところから始まります。電車で行くか?車で行くか?バスやタクシーもいい。二輪でサイクリングやツーリングも選択肢のひとつ。

 

ワクワクどきどきしながら、道を進んだその先にある思いがけない発見は旅の醍醐味の一つといえます。同じ場所でも行き方を変えれば見える景色も違います。

 

昇仙峡はアクセス方法が豊富で、コースがいくつも選べることも魅力の一つです。交通手段を変えるだけで、新たな楽しみ方ができて、何度も行きたくなってしまいます。お出かけ前にチェックしておきたい、昇仙峡行きのバス、電車、ドライブ&ツーリングルート、それぞれの見どころ、特徴などポイントをまとめました。

 

昇仙峡エリアの魅力とは?

昇仙峡は御岳昇仙峡とも呼ばれる、国の特別名勝に指定されている景勝地です。全国観光地百選渓谷の部で第一位、平成百景で第二位、平成の名水百選にも数えられており、日本一の美しさを誇る渓谷です。

 

交通アクセスに恵まれていることも、大きなメリットのひとつ。山梨県の県庁所在地である甲府市の北部に位置し、最寄り駅から短時間で行き来できるルートも豊富なため、山梨県内でも有名な観光スポットの中に必ず紹介されています。

 

市街地から1時間足らずで訪問できるのに、ダイナミックに変化する風景に魅了されて、二度、三度と足を運ぶ方も多いのだとか。

 

白い花崗岩の断崖や奇岩など、風雪が作り出した自然の彫刻を四季折々に彩ってくれる木々。荒川の清らかな流れ、荘厳な仙娥滝などが織りなす風景は、まさに絶景です。車で通行できるドライブウェイだけでなく、遊歩道や散策路、ロープウェイも整備されており、ハイキングやサイクリングも楽しめます。

 

周辺に立ち寄りスポットも多くあり、ここならではの体験や見学も楽しめます。水晶の産地としても有名で、近年のパワーストーン人気で新たなスポットとしても脚光を浴びています。周辺では水晶を加工したグッズやアクセサリーショップなど、女性に嬉しいお店も多いです。

 

昇仙峡へのルート

昇仙峡は、都内から手軽に行けるため、人気な観光地です。アクセスも豊富なため、それぞれについて見て行きましょう。

 

車で行くなら

昇仙峡へは、どの地域からも中央自動車道経由が便利です。最短ルートの甲府昭和ICまたは、双葉スマートICからだと約35分で昇仙峡に到着します。

 

関西方面からなら、甲府南ICが便利です。こちらを利用しても、昇仙峡まで約45分で到着できます。

 

甲府の市街地を抜けると、間もなく昇仙峡入口であるドライブルートへつながります。緑のトンネルの合間から甲府盆地を見下ろす山路は、町中と別世界。さわやかで涼しい空気で、ドライブの楽しみも満喫させてくれます。

 

駐車場スペース

マイカーの旅で気になるのは、駐車場料金の高さとトイレスポットの有無ですよね。昇仙峡はその点もとても優れていて、トイレ付きの無料公設駐車場が3か所あります。

 

・天神森市営駐車場  普通車約60台

・市営昇仙峡滝上駐車場 普通車約80台

・県営グリーンライン駐車場 普通車37台 バス10台

 

ハイシーズンでなければ、無料駐車場に駐車して、1日ゆっくりと昇仙峡散策をエンジョイすることが可能です。

 

ただし、長期休みや紅葉狩りのシーズンには多くの観光客が押し寄せて、かなり混雑しています。食べ歩きや周辺施設利用の場合は、店舗の駐車場を事前にチェックしておくと、停め場所探しに苦労しないで済むかもしれません。

 

タクシーで楽々乗車

人によっては、出張の合間に数時間ぽっかり空いたから、気軽に立ち寄れる旅がしたい時があるかもしれません。そんな時は、甲府駅北口からタクシーで行ってみるのもオススメです。甲府駅からのタクシー料金は4500円弱、二人以上で乗り合わせて往復するとリーズナブルに昇仙峡が楽しめます。

 

バスで行くなら

バスの旅は車窓からの街並みや立ちよりスポットを楽しみながら、のんびり移動ができるところです。昇仙峡行のバスは中央本線の石和温泉駅、甲府駅の両方に発着があります。

 

石和温泉駅から出発

石和温泉駅は山梨県屈指の温泉街にあり、無料の足湯や、駅ナカの観光案内所のワインサーブ、徒歩圏内にも無料で見学できるワイナリーがあります。運転しないなら飲酒もOKなので、利用しないのはもったいないですね。山梨県は日本国内シェア1位のブドウの産地であるので、名産のワインをぜひお試ししてみたいところです。

 

石和温泉駅周辺は、旅館・ホテルが充実しているので、宿泊先としてもおすすめです。温泉街として古くから歴史がある町ですから、ここに宿をとって周辺を観光するのも楽しそうですね。

 

石和温泉駅からは季節快速の直通バスと、2~3回の乗り換えで利用する通常便のバスルートがあります。季節快速は朝9時台に2本程度と本数が少なく、期間限定での発車になります。事前に時刻表チェックは確実にしておきましょう。

 

昇仙峡までは季節快速バスでおよそ3時間少々、通常便の乗り換え利用だと、4時間程度の移動になります。昇仙峡からの復路は石和温泉駅に直行する便はありません。復路は甲府駅までもどって、そこから電車で移動することになります。

 

甲府駅から出発

甲府駅からは、甲府駅南口バスターミナル4番乗り場から山梨交通のバスが出ています。甲府駅南口は、近くに武田信玄像が設置されています。駅を背に信玄像を右手に見て、タクシー乗り場のすぐ横が4番乗り場になります。

 

甲府駅北口は舞鶴城跡、甲州夢小路、藤村記念館(無料)などがあり、待ち時間にお食事や、山梨ならではのスイーツ、お土産選びなども楽しめます。

 

バイクで行くなら

渓谷と言えば峠、峠と言えばバイクライダーにはたまらない魅力満点のコースです。風を切って走るツーリングは山間地ほど楽しみが大きいですね。

 

昇仙峡への山路特有のワインディングロードは、ツーリングに最高のコースといえます。昇仙峡周辺には和田峠などの峠道もあり、谷間を駆け抜けるさわやかな風と緑を、存分に楽しませてくれます。

 

休憩スポット

バイクの旅は休憩が大切です。そんな時に素敵な風景が見られるとテンションもあがるというものです。途中休憩にもぴったりの千代田湖は、小さく小ぢんまりとしたかわいらしい湖で、自然の護岸がメルヘンの挿絵のような風景を生み出してくれます。ここを見てから昇仙峡の花崗岩が織りなすダイナミックな風景を見ると、一段と迫力を感じられそうです。

 

キャンプも満喫

夏場のツーリングで自然との一体感を楽しみたいなら、宿泊はキャンプとのコンボでさらに旅の楽しみを演出するのはいかがでしょうか?

 

昇仙峡を後に山路を少し走れば、マウントピア黒平、逆に千代田湖方面に少し下れば堂の山青少年キャンプ場など、ツーリングキャンプ向けスポットがあります。一人気ままなバイク旅でも、仲間と一緒にBBQを楽しみに走るのでも、どちらでも利用できる設備が充実しています。冬季は休業しており、利用には事前予約が必要になりますから、旅の計画を立てるときに、あらかじめルートに入れておいてくださいね。

 

サイクリングもできちゃう

昇仙峡は、「昇仙峡ヒルクライム」のニックネームで親しまれるサイクリングスポットもあります。バイクだけでなく、自転車でも素敵な旅が楽しめる観光地です。

 

旅の移動を楽しむために

昇仙峡は、美しい自然あふれる風景を、移動方法を変えるだけで何通りにも楽しめる魅力が詰まっています。ロープウェイ乗り場の近くにある「森カフェ」では、昇仙峡の名水でドリップしたコーヒーをテイクアウトできます。昇仙峡の壮大な自然を堪能しつつ飲むコーヒーは格別です。同じ場所でも、何度でも新鮮な感動が受けられそうですね。立ち寄りスポットの選択や、旅の目的を吟味して移動方法を選ぶと、より充実した旅行ができそうです。

 

昇仙峡には、アートを満喫できる立ち寄りスポットも豊富にそろっています。博物館や昇仙峡影絵の森美術館、体験道場など、年齢を選ばず楽しめるスポットがあります、雨の日でも心行くまで昇仙峡を満喫できます。

 

本当は教えたくない!昇仙峡にある16個のパワースポット

201895182540.jpg

最近、若い女性だけでなく、家族連れなどパワースポットと呼ばれる場所に足を運ぶ人が増えてきました。昇仙峡は、「日本一の渓谷美」と言われ、都内から日帰りで行ける観光地ですが、実はパワースポットの宝庫です。

 

そもそもパワースポットとは、どのような存在か知っていますか?今回はパワースポットの意味に触れながら、昇仙峡にある16個のパワースポットと、それぞれのご利益についてまとめました。

 

どのスポットも地元で話題のとっておきのスポットです。ぜひ観光と一緒に、昇仙峡に秘められたパワーを体感してみませんか?

 

知っているようで知らないパワースポット

パワースポットは、一言でいうと地球上に点在する特別な場所のことです。訪れるだけでパワーを感じ、英気を養うことが出来る場所を、総じてパワースポットと呼びます。

 

パワースポットは、昔から修行の場や信仰の対象として人々の間で大事にされてきました。パワースポットに神社仏閣が多いのも、かつては信仰の対象の場所だったからです。

 

日本屈指の渓谷がある昇仙峡

山梨県甲府市にある昇仙峡は、都内からも気軽に足を運べる自然豊かな観光地です。アクティビティも豊富で、一年を通して多くの人が訪れます。

 

昇仙峡一帯は山梨県の主要産業である水晶など宝石を扱う店も多く、パワーストーンのお店や博物館なども数多くあります。また、トレッキングやハイキングコースも充実しています。

 

かつて昇仙峡一帯は修験道の修行場であった「霊山」でした。ここは数多くのパワースポットが存在する有名なエリアです。

 

昇仙峡のパワースポット

昇仙峡のパワースポットを大きく4つのエリアに分けて見て行きましょう。

 

道路エリア

渓谷に沿って続く道路には、さまざまな奇石や断崖があります。

 

・長瀞橋(ながとろばし)

渓谷道路沿いには多くのパワースポットがあります。長瀞橋は昇仙峡の入り口に架かる大正時代に作られたアーチ橋です。長瀞橋を渡ると、左側に渓谷道路の入り口が見えます。ここから昇仙峡のパワーを感じる散策コースが始まります。

 

・奇石

渓谷にある様々な奇石は、大自然が長い時間をかけて岩を削り作り上げた芸術作品です。亀石、猿石など、動物などの形をした岩から、寒山拾得岩や、五月雨岩、登竜岩など、パワーが得られそうな奇石もあります。

 

・愛のかけ橋

カップルで渡ると愛が結ばれるとされる恋愛系パワースポットです。小さな橋で、下を流れる渓谷の景色はスリル満点!吊り橋効果で確実に愛が深まるスポットです。

 

・天鼓林(てんこりん)

この場所で足を強く踏み鳴らすと、地中から鼓のようなポンポンとした音が返ってくることから、天鼓林を呼ばれています。この現象は地盤の固いこの土地ならではの現象で、昇仙峡の天鼓林は澄み切った音が響き、山梨県の天然記念物に指定されている景勝地です。

 

・羅漢寺(らかんじ)

羅漢時にある五百羅漢像は、弘法大師空海の作と言われている木彫像で、現在は150体前後の羅漢像と阿弥陀如来坐像と共に安置されています。古くから地域の人の信仰の対象として大切に護られてきた場所です。

 

遊歩道エリア

直接歩いて見つける楽しさもまた一興です。ぜひ、自然に触れつつ探してみて下さい。

 

・石門

石門から仙娥滝までの遊歩道には絶景のパワースポットがあります。石門は巨大な花崗岩で作られた天然のアーチです。岩の先端がわずかに離れています。絶妙なアーチを生み出した自然の力を感じることのできる遊歩道最初のパワースポットです。

 

・覚円峰(かくえんぽう)

昇仙峡の主峰となる180mの巨大な岩で、かつて僧侶の覚円がこの峰の上で修行をしたことからこの名前が付きました。対岸はゴツゴツした岩肌が天狗の横顔に似ているため天狗岩と呼ばれています。つるりとした女性的な覚円峰と、荒々しい男性的な天狗岩の対比が面白い昇仙峡のシンボル的スポットです。

 

・仙娥滝(せんがたき)

昇仙峡の最奥部にある仙娥滝は、落差30mの大きな滝です。迫力ある滝に圧倒されますが、パワースポットとして注目されているのは、滝の正面にある枯れ沢です。絶壁のような枯れ沢を見上げると、晴れた日には木漏れ日が岩肌から染み出た清水に反射し、キラキラと幻想的な光景が見られます。仙娥滝のマイナスイオンを感じながら望める、神秘的なパワースポットです。

 

・昇玉堂

仙娥滝の上にある昇玉堂には、日本一巨大な直径85㎝の水晶玉と不動明王が祀られています。魔除け、金運アップ、浄化などのパワーあり、直接触れることができ、水晶のパワーを直に感じられるパワースポットです。「鈴結び」や「水晶絵馬」などの願掛けアイテムもあります。

 

ロープウェイ周辺

昇仙峡の仙娥滝の上には、山頂に繋がるロープウェイがあります。山頂には霊峰・富士山を望めるパノラマ台や数々のパワースポットがあります。

 

・和合権現(わごうごんげん)、浮富士広場(うきふじひろば)

男女両方の象徴を併せ持つ樹齢350年の楢の木がご神木「和合権現」で、昇仙峡の山頂にある子授け・縁結びのパワースポットです。お参りした後は、「浮富士広場」で富士山を拝むと運気が上がるとされています。

 

ロープウェイの乗降エリアのそばには「鈴投げ広場」という願掛けスポットがあります。金色の大きな鈴のハート形の穴に投げ鈴をして、穴に入ると願いが叶うそうです。

 

・八雲神社(やくもじんじゃ)

素戔嗚尊(すさのおのみこと)と、その妻の櫛稲田媛命(くしなだひめのみこと)の夫婦神が祀られ、夫婦円満や縁結びのパワースポットとして有名です。かつては金桜神社の参道の要所となっており、道中祈願を行う神社でもありました。

 

・弥三郎岳(やさぶろうだけ)

展望台から山道を10分ほど歩いたところにある昇仙峡屈指のパワースポットです。頂上は大きな一枚岩になっており、そこからは富士山や南アルプスなどを臨める絶景が広がっています。ここには、霊峰・富士山が発する大地の気・龍脈が流れています。ぜひ、一枚岩の上に立って、富士山のパワーを感じてみましょう!

 

昇仙峡の奥地

車で来ている方であれば、ぜひ立ち寄りたい場所になります。ダムの水面に映る昇仙峡は、息をのむ美しさです。

 

・夫婦木神社(みょうとぎじんじゃ)、夫婦木姫の宮(みょうとぎひめのみや)

子授けや縁結びにご利益がある神社です。夫婦木神社は、子授けのパワースポットとして非常に有名で、全国から参拝者がきます。境内のご神木には大きな空洞があり、中には男性器の形をした木が垂れ下がっています。夫婦でご神木に触れると、子宝に恵まれるとされています。

 

下社の夫婦木姫の宮は仙娥滝の高台にあり、こちらは女性を表すご神木があります。ここは子授けだけでなく、運転神社として旅の安全や、良縁にもご利益があります。

 

・金桜神社(かなざくらじんじゃ)

霊山・金峰山を神体山とする山岳信仰の神社ですが、金運のパワースポットとして非常に有名な神社です。境内にあるご神木の「鬱金(うこん)の桜」は昔より「金の成る木の金桜」とされ、神社の名前の由来にもなっています。4月下旬の桜の時期は、パワーが最も強いとされ、多くの人でにぎわいます。ご神宝の水晶玉は日本で初めて手ずり加工された貴重な水晶です。

 

・荒川ダム(能泉湖)

豊かな水をたたえたダムは、紅葉の時期になると水面に色づいた木々が映る絶景ポイントです。ダム周辺に広がる森林は、御岳昇仙峡水源の森と名付けられ、大自然のパワーを感じられる癒しのスポットになっています。

 

・板敷渓谷(いたじきけいこく)、大滝(おおたき)

清らかな水が流れる浄化のパワースポットとして地元で有名な場所です。大滝橋の側道から入る遊歩道から歩いて10分ほどにあります。大滝までは急な上り坂が多いので、足元は歩きやすい靴が必須です。冬は滝が凍り、迫力ある氷の滝が見られます。

 

昇仙峡のご利益

昇仙峡はエリア全体が浄化のパワースポットだと言われています。富士山が発する龍脈が流れているので、心や体が浄化されるのだそうです。昇仙峡の浄化パワーを詰め込んだパワーストーンは、ご利益もとても大きいと言われています。なかでも水晶は明治まで昇仙峡で採掘されていました。浄化効果が高く、昇仙峡のパワーの根源となっています。

 

影絵の森美術館では、昇仙峡の浄化パワーを秘めた水晶やパワーストーンを販売しています。昇仙峡のパワースポットの効果を身近に置いてみるのはおすすめです。

 

まとめ

昇仙峡には多くのパワースポットが存在し、どのスポットも、訪れる人に素敵なご利益とパワーを与えてくれます。

 

昇仙峡の影絵の森美術館は、パワースポットエリアの中心に位置し、いずれのスポットに行くのにもとても便利です。パワースポット巡りの途中の休憩地として、ぜひ影絵の森で一休みしてはいかがでしょうか?影絵の森美術館の幻想的な影絵は癒し効果も抜群です。また併設されている森の駅では地域の特産品が手に入ります。

 

その他にもロープウェイ乗り場の近くに、「森カフェ」という休憩地もあります。「森カフェ」にある昇仙峡の名水使用のドリップコーヒーは疲れた体を癒すのに最適です。昇仙峡の浄化パワーでリフレッシュすること間違いなし。癒しとパワーがチャージできるパワースポット・昇仙峡にぜひ足を運んでみてください!

妊婦さんに捧げる!昇仙峡で楽しくマタニティ旅行

20189518239.jpg

旅行には行きたいけれど、妊娠中であることを考えると心配なので我慢している、そんな女性も多くいるのではないでしょうか?

 

もちろんおなかの赤ちゃんのためには、まず何より「健康第一」「安全第一」ではあるのですが、マタニティブルーを和らげるためにも、旅行はとても良いことなのです。さらに「金運」や「安産祈願」、「子宝」など、妊婦さんにとって嬉しいパワースポットが目白押しの昇仙峡はとても魅力的です。

 

こちらの記事では、昇仙峡で楽しく快適に、マタニティ旅行をするためのポイントについてお伝えします!

 

妊婦さんの旅行時期

妊娠していると、様々な行動に制限がかかります。もちろん旅行もその一つですが、旅が好きな方には辛いところですよね。ベストなのは出産を終えてからの旅行ですが、赤ちゃんを連れての旅となると大変です。長いマタニティ期間だからこそ、上手に気分転換を図りたいですよね。

 

最近では、マタニティ期間に旅行をすることが良い影響を与えるともいわれていて、マタニティ旅行をする方が増えてきています。妊婦さんにベストな旅行時期は、流産のリスクが減り、体調が安定してくる、妊娠16週目を過ぎた安定期に入った辺りからといわれています。逆にいくらリフレッシュしたくても、安定期より前や、8ケ月以降の旅行は、控えるようにしてくださいね。

 

妊娠中の旅行で注意すべきこと

妊婦さんがマタニティ旅行を楽しむ際に注意すべきことには、どのようなことがあるのでしょうか?

 

まず一番に気をつけなければいけないのは、長期間に渡る旅行は避けることが挙げられます。安定期に入れば流産のリスクは減りますが、長期間に渡って、普段の生活と異なる行動をすることは、やはり避けるに越したことはありません。

 

また、短期間の旅行であったとしても、妊婦さんが旅行する際に気をつけてほしいのは、交通手段と移動時間です。特におなかが大きい妊婦さんが、長時間同じ姿勢でいることは、エコノミークラス症候群の引き金になってしまうことがあるので、注意が必要です。

 

長い移動の場合には、上手く休憩を挟んで、軽いストレッチなどをするようにしてくださいね。また、旅先では食べ慣れない物を口にする機会が多いですが、万が一のことを考えると、控えた方が良いかもしれません。海外旅行が好きな妊婦さんには辛いところですが、外国では全ての環境が普段と異なり、移動時間も長くなるので、避けた方が良いでしょう。

 

妊婦さんに聞いた旅行へ持って行くべき物

旅行中は、できるだけ快適に過ごしたいですよね。では、マタニティ旅行をする際に持って行くべきもの、持って行ったら便利な物には、どのような物があるのでしょうか?こちらでは、先輩の妊婦さんから聞いた、マタニティ旅行に持って行くべき物についてご紹介しましょう。

 

・母子手帳と保険証

妊娠中は、いつどんな体調の変化が起こるかわかりません。短期間の旅行であっても、すぐに病院にかかれるように、母子手帳と保険証は必ず携帯するようにしてくださいね。

 

・楽に羽織れる上着やブランケットなど

旅先での天候の変化などに備えて、楽に羽織れる上着などを持っていくようにしましょう。また、移動中に横になりたいときや足元が冷えたときなどのために、ハーフブランケットなどがあると便利ですよ。

 

・着替え

妊婦さんが旅先で一番困る物が、パジャマです。宿泊先に用意されている物では、どうしてもおなかが圧迫されてしまいがちになるので、避けたほうが無難です。いつも着慣れている、パジャマやネグリジェを持っていくのを忘れないようにしてくださいね。念のために、下着類も多めに持っていくと安心です。

 

・食べ慣れているおやつ

妊娠中は、おなかが空きやすいです。そんなときのために、いつも食べ慣れている、好きなおやつ類を持っていくと安心です。

 

・タオル類やウェットティッシュ、除菌シート

妊婦さんは、汗をかきやすいこともあって、タオル類は多めに持って行った方がベターです。ウェットティッシュや除菌シートも持っていくと、ちょっと汚れが気になる場所などにも、手軽に使えて便利ですよ。

 

・飲み慣れている薬

旅先で具合が悪くなったときなどのために、お医者さんから処方されている薬やいつも飲み慣れている薬を持って行くようにしましょう。

 

・折りたたみイス

少し荷物にはなってしまうのですが、もし車などでの旅行であれば、折りたたみイスがあると便利です。おなかが大きい妊婦さんは、とても疲れやすいもの。そんなときに、折りたたみイスがあると、外でも足を休められますよ。

 

・生理用品類

万が一、何かあったときにすぐに使えるように、生理用品やパッド類は持って行くようにしましょう。

 

・ビニール袋やレジ袋

手軽なごみ袋代わりにも、乗り物酔いで気分が悪くなった場合のエチケット袋としても使えるので、持って行くととても便利です。

 

妊婦さんにおすすめ昇仙峡スポット

昇仙峡は、国の特別名勝であり、日本でも屈指の渓谷として知られています。切り立った断崖絶壁と数々の奇岩、そしてその中を流れる清流は、独特の美しさを作り出しています。

 

昇仙峡には、その自然を堪能しながら楽しめる、バラエティに富んだハイキングコースがあるので、体力や見所によって選べますよ。こちらでは、妊婦さんにおすすめしたい昇仙峡の観光スポットをご紹介しましょう。

 

金桜神社

ご神宝が「水晶」という金桜神社(かなざくらじんじゃ)は、金運のパワースポットとして人気です。金峰山(きんぷさん)山頂に本宮、昇仙峡の上地に里宮があり、里宮にあるご神木「鬱金(うこん)の桜」は、「金のなる木の金桜」として知られています。金桜神社のご利益には、金運のほかにも「病気よけ・災厄よけ・心身安定」があるので、ぜひ安産祈願をしてみてはいかがでしょうか?

 

夫婦木神社姫の宮

奥昇仙峡エリアにある、夫婦木神社姫の宮(めおとぎじんじゃひめのみや)は、「子授け」や「縁結び」のパワースポットとして知られています。ここから約2キロ離れた場所にある夫婦木神社が「男宮」、こちらの神社は「女宮」とされており、奥殿を出た場所には、縄文時代から人々に祈願されていたという「夫婦石」が鎮座しています。

 

最近では子宝を望む海外の観光客の方も訪れるこちらの神社のご利益には、「安産」「家内安全」「和合繁栄」もあるので、お参り必須のスポットです!

 

和合権現

昇仙峡ロープウェイの山頂パノラマ台駅には、和合権現があります。こちらにご神木としてまつられているのは、元々は金峰山のふもとにあったという、男女の象徴を併せ持った樹齢350年の「楢(なら)の木」です。

 

和合権現は、「縁結び」や「子宝」、「金運」にご利益があるとされ、「浮き富士」も眺められる最強のパワースポットでもあります。

 

妊婦さんに優しい観光地

長い妊娠期間を上手に乗り切るためには、リラックスした気分でいることも大切です。妊婦さんでも、安定期から妊娠7ケ月くらいまでの期間であれば、マタニティ旅行をするのも気分のリフレッシュができて良いとされています。そんなときにオススメなのは、やはり安心できる国内旅行です。

 

なかでも、美しい景色が楽しめるほかに、妊婦さんにご利益があるといわれているパワースポットが多い昇仙峡は特にオススメしたい旅行先です。昇仙峡散策の際に立ち寄って欲しいのが、ロープウェイ近くにある「お箸屋 楽膳」です。生まれてくる子が食べ物に困らないようにという縁起の良いものとして、オリジナル箸を作る方が多く訪れます。また昇仙峡で御参りしたあとには、ぜひ「昇仙峡 影絵の森美術館」に立ち寄って、影絵アートの世界を満喫してくださいね!

昇仙峡周辺でリフレッシュできる日帰り温泉とは

201895181918.jpg

昇仙峡周辺には、昔から知る人ぞ知る温泉があります。昇仙峡で豊かな自然の中を散策した帰りに、日帰り温泉に入ってホッとしたい方も多いのではないでしょうか?山歩きやハイキングなどで疲れた体を癒すには、温泉はぴったりです。

 

今回は昇仙峡だけでなく、周辺の温泉の歴史や、効果、効能について詳しく紹介していきます。また、日帰りで楽しめる温泉もいくつかピックアップしてお伝えしていきます。

 

甲府の温泉郷 湯村温泉 

山梨県の中心・甲府市にある湯村温泉郷は、古くから甲斐の国の戦国武将・武田信玄の隠し湯として知られています。昇仙峡一帯の温泉も、この湯村温泉に属しています。

 

湯村温泉の歴史は西暦808年頃から始まりました。湯村温泉は、弘法大師が杖で大石を動かしたところ、温泉が湧き出した伝説があります。そのため、昔は「杖の湯」と呼ばれていました。また、大鷲が傷をいやすために湯村温泉につかっていたことから、別名を「鷲の湯」といい、湯治場としても多くの人に親しまれてきました。

 

また、近代では文豪の太宰治や井伏鱒二が執筆の宿として湯村温泉を利用していたことで有名です。太宰治が好んで通っていた湯村温泉郷にある銭湯は、現在でも営業しています。

 

湯村温泉郷には、温泉にまつわる数々の名所や旧跡が今も残っています。その中でも有名なのが、湯村八蹟巡りです。厄除け地蔵がある塩澤寺や、弘法大師の開湯伝説の地である杖の湯跡など計8ヵ所を巡る散策ルートがあります。ぜひ温泉とともに湯村温泉郷の歴史を深堀できるスポットめぐりをしてみませんか?

 

湯村温泉の効能効果とは

湯村温泉は古くから湯治のための湯として多くの人々を癒してきました。湯村温泉の泉質は低張性弱アルカリ性高温泉で、色は無色透明、臭いや味はしません。アルカリ性のお湯は肌をすべすべにする効果があり、湯冷めしにくいのが特徴です。そのため、湯村温泉は昔から美肌の湯とも言われてきました。

 

湯村温泉の効用

湯村温泉は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、といった体の内なる痛みから、慢性消化器病、病後回復期、疲労、虚弱児童、慢性婦人病、冷え性といった内面の不調にも効果があります。その他にも、痔、切り傷、火傷、慢性皮膚病といった外傷への治癒効果があります。

 

また、昇仙峡や湯村山など、大自然の中で森林浴と併せて温泉を利用するのもおすすめです。大自然を散策して癒されたのちに、温泉で汗を流せば、心も体もリフレッシュされるでしょう。

 

湯村温泉の禁忌症

湯村温泉は癒しの湯として親しまれてきましたが、入浴に適さない症状もあります。

 

発熱などの急性疾患や、活動性結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)の症状が当てはまる人は入浴を避けましょう。

 

湯村温泉の特徴である弱アルカリ性泉質は肌になじみやすい分、血流を促進する効果があります。血流の促進は傷の回復や関節の痛みなどには効果がありますが、上記症状のある人は悪化させてしまう恐れがありますので気を付けてください。

 

昇仙峡で楽しめるお風呂

昇仙峡から湯村温泉郷の中心地に移動するには、やや距離があります。移動が大変だという方は、昇仙峡エリアにある入浴施設がおすすめです。

 

花崗岩の湧き水パブリックバス

日帰り温泉ではありませんが、昇仙峡の遊歩道の入り口に位置するホテルでは、花崗岩からの湧水を楽しめるパブリックバスがあります。青石を使用した湯船から窓の外を見ると、昇仙峡の渓谷の景色が広がっています。お湯に入ると、まるで昇仙峡と一体化したような気分に浸れます。

 

こちらのホテルは5部屋しかない隠れ家のようなホテルです。お風呂は24時間いつでも入れるので、タイミングによっては貸し切り状態で入浴できるかもしれません。昇仙峡の渓谷を間近で見ることのできるダイニングルームや、自然の風を感じるテラスもあるので、入浴後にはぜひ利用してみてください。

 

コテージ利用者は無料で入浴

昇仙峡エリアの最深部にある黒平地区にあるレジャー施設にお風呂がありますが、残念ながら施設内のコテージ利用者しか入ることができません。施設内には10棟のコテージがあり、コテージを利用する人は、無料で管理棟内にあるお風呂に入ることが出来ます。施設のコテージは日帰り利用も可能です。

 

ちなみに、こちらのお風呂は事前に連絡すると、施設内の炭焼き窯で焼き上げた炭を入れたお風呂に入ることが出来ます。炭の効果で、美肌効果がさらにパワーアップされると評判のお風呂です。

 

昇仙峡周辺で日帰りOKな温泉

湯村温泉は、現在も毎分約1トンもの湯が噴出しており豊富な湯量を誇ります。湯村温泉には、源泉かけ流しのホテルや日帰り温泉施設が数多くあります。

 

現在湯村温泉郷で日帰り入浴ができる温泉は8ヵ所あり、それぞれの場所ごとに特色があるので、湯巡りもおすすめです。

 

伝説の残る日帰り温泉

弘法大師の伝説が色濃く残る温泉旅館のお風呂は、日帰り入浴が可能です。弘法大師が杖を使って開湯したと言われる場所からほど近いこちらの温泉は、現在も豊富な湯量があり、湯船に入りながらも今も続く歴史に思い巡らせることが出来ます。

 

すぐそばには湯村山があり、豊かな自然の力が温泉となり、疲れた体に浸透していきます。美肌効果が高いと言われる湯村の温泉は、温度もさほど高くないので、長湯に適した温泉だと言われています。

 

ホテルの日帰り温泉

湯村温泉郷には、日帰り入浴が可能なホテルがいくつかあります。中でも山梨の迎賓館と呼ばれる創業80年以上の老舗ホテルの温泉は自然に囲まれた露天風呂が楽しめます。お湯の温度も熱過ぎず、四季折々の風景を眺めながら、長湯ができる癒しの空間になっています。

 

また、無加水・天然温泉かけ流しのホテルもあります。湯量の関係で湯船のサイズは館内、屋外共にやや小ぶりですが、かけ流しの温泉につかれる贅沢な時間を過ごすことが出来ます。こちらには温泉が飲める飲泉所があり、体の内側にも温泉を取り込むことができます。温泉を飲むことによって、慢性の消化器病や、糖尿病、痛風、肥満や便秘の解消効果が期待できるそうです。

 

文豪が愛した温泉旅館

昭和の文豪・太宰治がおよそ1カ月滞在し、2編の小説を書き上げた温泉旅館。こちらでも日帰り入浴が可能です。山梨県とゆかりの深い太宰治は湯村温泉にも足しげく通っていました。小説「美少女」には、こちらの温泉の様子が細やかな描写で書かれています。

 

温泉はかけ流しの浴場もあり、浴槽につかりながら太宰治の時代に思いをはせてみるのも面白いかもしれません。現在でも太宰治の面影を求めて、多くの文学ファンが集う歴史を感じる温泉です。

 

厄除け湯めぐり

湯村温泉郷では、日帰り入浴可能な温泉宿の宿泊者に限り、湯巡り手形と呼ばれる木札がもらえます。この木札があると、湯村温泉郷内で湯巡りの「看板」と「のれん」のある施設の温泉は、1カ所につき1人500円で入湯が可能です。温泉によっては半額以下の料金で入浴できるので、湯村温泉に宿泊する人は、ぜひ湯巡りをしてみてはいかがでしょうか?

 

湯村温泉の史跡や名所を散策しながら、色々なタイプの温泉を楽しんでください。

 

まとめ

歴史ある湯村温泉郷は、昇仙峡を訪れたならぜひとも行きたい温泉スポットです。大自然に囲まれた大地から湧き出す温泉は、疲れた体にしみわたります。

 

また、昇仙峡エリアの中心にある「影絵の森美術館」には、幻想的な影絵アートは数多く展示されており、訪れる人々の心を癒してくれます。館内の売店や併設する森の駅では、昇仙峡ならではのお土産を購入することもできます。その他にも昇仙峡に訪れた記念を残すなら、「お箸屋 楽膳」の無料で名前が入れられるオリジナルお箸がオススメなので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

昇仙峡を遊びつくそう!親子で楽しめるレジャー9選

20189518713.jpg

夏休みには、子供たちに最高の思い出を作ってあげたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?子供の頃に、家族みんなで楽しく過ごした夏の思い出は、大きくなってからも懐かしい記憶として覚えているものです。そこで今年の夏休みは、子供たちと一緒に、思いっきりアクティブに様々なレジャーを楽しんでみませんか?

 

こちらの記事では、自然豊かなスポットとして有名な、昇仙峡で楽しめるアウトドアやレジャーについてご紹介します!

 

昇仙峡の自然を満喫

国の特別名勝にも指定されており、全国観光地百選にも選ばれたことのある昇仙峡は、日本有数の美しい渓谷風景です。昇仙峡の見所といえば、秋の紅葉で有名ですが、もう一方でその豊かな自然の中で様々なアクティビティが楽しめるレジャースポットがあることは意外に知られていません。

 

ピクニック

日本らしい情緒ただよう美しい景観だけでなく、「人面岩」や「らくだ岩」などの変わった形の岩が多く存在しており、見所が数多くあるのが御岳昇仙峡の特徴です。大滝や仙娥滝(せんがたき)の雄大な流れを見ながら、子供たちと散策するのも良い思い出になりそうですね。

 

荒川ダムは、昇仙峡を少し進んだ場所にあり、静かな森林に包まれているため家族みんなでご飯を食べるのにもピッタリですよ。

 

キャンプ

自然豊かな昇仙峡の近くには、オートキャンプ場やコテージタイプのキャンプ場があります。

 

家族一緒に住んではいても、寝食や行動を全て共にする機会は、普段はなかなかありませんよね。キャンプでは、子供たちと一緒にわいわい話しながらご飯を作って食べたり、家族で協力してテントの準備をしたりしながら、協調性を養ったり、思いやりの心を学んだりできます。

 

また、キャンプ場の夜空には、普段見ることができない沢山の星たちも見られるので、子供たちと一緒に「感動の共有」もできそうですね。子供の頃のそうした経験は、とても貴重な思い出となってくれるでしょう。

 

釣り

昇仙峡付近の渓谷を流れる川の水はとても透き通っており、美しい景色を眺めながらの釣りも楽しめます。この近辺でよく釣れているのは、アマゴやイワナ、そしてニジマスなどで、休日には、親子並んで釣りをしている姿もよく見かけます。

 

渓谷だからこそ釣れるニジマスを、塩だけかけて焼き上げる「素焼き」で食べると、とても美味しいですよ。

※昇仙峡の一部には、釣りが禁止されているエリアもあるので、気をつけて楽しんでくださいね。

 

ロープウェイ

昇仙峡の仙娥滝(せんがたき)から弥三郎岳山頂の間は、ロープウェイで結ばれています。山頂のパノラマ台からは、富士山や南アルプスの山々、そして甲府盆地などが一望できる圧巻の景観が眼下に広がります。

 

ロープウェイの乗車時間は約5分ほどですが、窓の外を移り変わっていく豊かな緑を、子供と一緒に楽しめますよ。高いところが苦手なお子さんの場合には、少し気をつけてあげてくださいね。またロープウェイの近くにある「森カフェ」では、バニラアイスを添えたはちみつたっぷりのトーストを食べられます。どうしてもロープウェイが怖いときは、ここでひと休みするのもオススメです。

 

カナディアンカヌー・カヤック

昇仙峡では、豊かな自然を満喫しながら、カヌーやカヤックが楽しめます。カヌーとは、一般的には丸木をくりぬいてつくった小船のことを表しており、北米に住むインディアンの人たちが、移動のために使っていた船がルーツになっています。その当時のカヌーは、動物の皮や骨で作られていたそうですよ。一方のカヤックは、エスキモーの人たちが狩猟のために海で使っていた小船がルーツとされています。

 

カヌーとカヤックの大きな違いは、カヌーはオープンデッキになっていて、釣りなども楽しめるようになっており、カヤックはクローズデッキで、腰から下を船の中に滑り込ませて乗る様なスタイルであることです。また、カヌーのパドル(漕ぐために使う、大きな水かきが先端に付いたポールのようなもの)はシングルで片方にだけブレードがついています。

 

それに対してカヤックのパドルは、パドルの両端にブレードがついているタイプです。水の中で一回くるりと回転して、また起き上がって進む光景を見たことがある方も多いかもしれませんが、あれはカヤックなのです。昇仙峡では、荒川ダムでカナディアンカヌーを楽しめますよ。

 

カヌー体験をする際には、水に濡れたり汚れたりしても大丈夫で、肌の露出が少ない服を着ていくようにしましょう。念のため、着替えを持っていくとベターです!

 

サイクリング

昇仙峡付近ではサイクリングを楽しむ人も多く、「昇仙峡 影絵の森美術館」の隣の森の駅では、レンタサイクルも行われているので、昇仙峡付近の散策にはピッタリです。

 

貸し出し時に1,000円を支払う必要はあるのですが、自転車返却時には返金されるので、基本的には無料で利用できるのが嬉しいですね。

 

自然だけじゃない!昇仙峡ならではの楽しみ方

昇仙峡には、豊かな自然の中で楽しむアクティビティだけでなく、ほかにも様々な楽しみ方があります。歴史的な背景のあるお寺や彫像を見学したり、山梨の郷土料理「ほうとう料理」の教室に参加してみたりするのも、きっと子供には良い思い出となることでしょう。

 

ほうとう料理教室

山梨を代表する郷土料理である「ほうとう料理」とは、基本的には小麦粉で作られている、うどんのような太くて長い麺の「ほうとう」が使われている料理のことです。

 

昇仙峡では、熟練職人さんの丁寧な手ほどきを受けながら、楽しく「ほうとう」の手打ち体験ができます。自分で打った「ほうとう」はその場で食べられるほか、お土産として持ち帰ることができるので、人気となっています。

 

お寺巡り

昇仙峡の羅漢寺山の中腹には、昔は真言宗のお寺であったという羅漢寺があります。羅漢寺には、弘法大師空海作と伝わっている「岩正五百大阿羅漢」の木彫像があり、日本の歴史を肌で感じられます。

 

また、羅漢寺の保存庫には、1423年(応永30年)に造られたという「阿弥陀如来坐像」も安置されています。このような彫像物を実際に見ることは、教科書や歴史の授業では学べない、リアルな歴史の勉強にもなりそうですね。

 

博物館や美術館

昇仙峡は水晶でも有名です。かつて水晶の産出地として栄えた歴史を持ち、水晶の博物館には、様々な種類の水晶やダイヤモンドなどの宝石も数多く展示されており、私たちの目を楽しませてくれます。

 

また、光と影を使った幻想的な館内が印象的な、世界で初といわれている、珍しい影絵の美術館「昇仙峡 影絵の森美術館」もあります。

 

こちらには、この美術館の設計・監修を手がけた『世界的 影絵の巨匠』藤代清治氏の影絵や、『日本のゴッホ』とも称されている山下清氏の作品などが常設展示されており、普段なかなか見ることができない有名作家の作品を、真剣に見ている子供たちの姿もよく見かけます。

 

子供と一緒に楽しむための必需品

レジャースポットへ行くとなると、普段使っているものだけでなくアウトドアならではの持ち物の準備も必要になります。子供連れでのお出かけの際には、ついついあれもこれもと余計な荷物まで持っていってしまう方も多いのではないでしょうか?

 

こちらでは、子供を連れた遠出に持って行きたい、あったら便利な必需品をリストアップしてみましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

・ビニール袋やレジ袋

・ウェットティッシュやおしぼり

・レジャーシート

・除菌シート

・エコバッグ

・輪ゴム

・キャップのついたタイプの携帯ストロー

 

こちらにリストアップしたような小物は、小さくて軽く持ち運びしやすい上に、いろいろな用途に使えるので、何かと役立ちますよ。

 

まとめ

絶景スポットとしてだけでなく、親子そろって楽しめるアクティビティやアウトドアが盛りだくさんの昇仙峡。「昇仙峡 影絵の森美術館」では、なかなか見ることができない影絵の魅力に触れられるほか、隣の森の駅ではレンタサイクルもできるので、昇仙峡の散策拠点にもピッタリですよ。今度の夏休みには、ぜひ親子そろって、昇仙峡を遊びつくしてみてはいかがでしょうか?

 

昇仙峡を食べつくす!甲府名物からB-1グランプリまで

20189518336.jpg

旅行の醍醐味といえば、なんといっても、その土地ならではの美味しい食べ物ですよね。その土地で採れる食材の、一番美味しい食べ方を知っているのは、やはりそこに住んでいる方たちです。

 

昇仙峡がある甲府近辺や、山梨県で採れる作物といえば、まず全国一の収穫量を誇る「ぶどう」が挙げられます。その「ぶどう」を使った「ワイン」、そして山梨の郷土料理「ほうとう」はよく知られていますが、実はほかにも美味しい食べ物が沢山あるのをご存知でしょうか?

 

こちらの記事では、昇仙峡で味わえる美味しい料理の数々についてご紹介していきます!

 

昇仙峡には美味しいご飯がいっぱい

日本でも有数といわれている、「渓谷美」で名高い昇仙峡ですが、その一方で美味しい水が採れることでも有名なのをご存知でしょうか?

 

昇仙峡付近では釣りをされる方も多いのですが、そこで獲れるのは、ヤマメやニジマスなどの淡水魚がほとんどです。一般的には、淡水魚は、水が綺麗な川にしか、生息できないといわれている魚です。ということは、昇仙峡の水は、それだけ綺麗であるといえるのです。

 

実は、昇仙峡で採れる水は、「平成の名水百選」に選ばれたこともあるほどなのです!昇仙峡で味わう料理が美味しいのは、この「美味しい名水」が使われているからだったのですね。

 

昇仙峡でぜひ味わいたい食べ物

昇仙峡の壮大な景観を眺め終えたら、今度はぜひ美味しい食べ物を味わいたいですよね。山梨といえば、「ほうとう料理」をイメージする方も多いかもしれませんが、昇仙峡では、そのほかにも様々な美味しい食べ物が沢山ありますよ。こちらでは、昇仙峡を訪れたら、ぜひ味わいたい食べ物についてご紹介します!

 

そうめん

昇仙峡には、渓谷を眺めながら食べられる「流しそうめん」のお店があります。そうめんに使われているのは、もちろん、昇仙峡の清流から採れた名水。大自然に囲まれながら、竹筒を流れてくる「そうめん」を食べるのは、まさに旅先ならではの醍醐味ですね。

 

「流しそうめん」を実際に体験する機会は、なかなか無いものなので、小さなお子さんなどは、楽しみながら食べられるのではないでしょうか?

 

そば

清流から採れる美味しい名水と、農林水産大臣賞を受賞した、北海道産のそば粉を使って練り上げ、手打ちしている「そば」も、昇仙峡を訪れたら食べてみたいもののひとつです。そばつゆに使われている水も、もちろん昇仙峡で採れた名水が使われていますよ。

 

ほうとう

山梨の代表的な郷土料理「ほうとう料理」。「ほうとう料理」に使われている「ほうとう」とは、小麦粉にぬるま湯をまぜて練り上げた、太いうどんのような加工食品のことです。

 

「ほうとう」の歴史は古く、戦国時代の名将、武田信玄公も陣中で食べていたといわれているほど、この地方にはおなじみの食べ物なのですよ。「ほうとう」の食べ方は、その地域ごとに少しずつ違いがあるのですが、昇仙峡では、近くで採れる新鮮な野菜と一緒に、味噌仕立てで煮込んで食べる「ほうとう料理」がいただけます。

 

夏には、「おざら」と呼ばれている冷やしほうとうもメニューに並びますよ。また、熟練の職人さんに手ほどきをうけながら行う「ほうとう打ち」体験にもトライできます。自分で打った「ほうとう」を、その場ですぐ食べられる「ほうとう打ち」体験は、昇仙峡でぜひ挑戦してみたいですね!

 

ワイン

山梨の名産品のひとつ「ワイン」。ぶどうの産地としても知られている山梨では、毎年7月下旬頃から10月下旬頃まで、数多くの種類のぶどうが収穫されます。代表的な品種は、「巨峰(きょほう)」や「甲州(こうしゅう)」。山梨で醸造されているワインの多くには「甲州」、そして地元果樹試験場で開発された「アルモノワール」などが使われています。

 

昇仙峡近辺にはワイナリーも多いので、テイスティングを楽しみつつ、お好みの山梨ワインをお土産にするのはいかがでしょうか?

 

せんべい

昇仙峡では、「はちみつ紅梅焼(こうばいやき)」が人気です。「紅梅焼」とは、小麦粉に砂糖を加え、のばして鉄板で焼いた、せんべいのような食べ物のことで、山梨で採れたはちみつも入っていてとても美味しいですよ。

 

「はちみつ紅梅焼(こうばいやき)」は、昇仙峡の影絵の森美術館隣にある森の駅で購入できます!また、昇仙峡で散策中に、「小腹が空いた!」と思ったときには、隠れた昇仙峡名物「手焼きせんべい」をいただいてみてはいかがでしょうか?

 

岩魚塩焼き

昇仙峡では、渓谷を見ながら、岩魚(いわな)やアユの塩焼きも食べられます!もちろん、昇仙峡で、その朝獲れた魚なので、鮮度もバツグンですよ。散策で少し冷えたり、疲れたりしたときなどに、ホカホカの「岩魚塩焼き」をいただくと、昇仙峡からのエネルギーをいただけて、心も身体も温まりそうな気がしますね!

 

ほうとう饅頭

名前を聞いただけでは、一体どんな食べ物なのか想像もつかない方もいるかもしれない「ほうとう饅頭」。

パッと見た感じでは、おなじみの肉まんやあんまんに似ている「ほうとう饅頭」ですが、中に入っている具材は全く違うのです。「ほうとう饅頭」の中には、野沢菜やしいたけ、切り干し大根などの野菜が入っていて、とてもヘルシー!

 

「ほうとう饅頭」の上には、ちょこん!と可愛らしく小さく切ったカボチャが乗せられていて、アクセントになっています。中にはヘルシーな具材、外側の白い皮はほんのり甘い「ほうとう饅頭」は、簡単に食事をしたいときなどにはピッタリの、新しい昇仙峡名物です。

 

鳥もつ煮

新しい甲州名物として注目されている、「鳥もつ煮」。2010年のB級ご当地グルメの祭典、「B-1グランプリ」で優勝した知る人ぞ知る、甲州名物です。「鳥もつ煮」とは、主に山梨県周辺で食べられている、ニワトリの「もつ」を醤油と砂糖で味付けして、照り煮した料理のこと。元々は、鳥の「もつ」部分が棄てられているのを忍びなく感じていた、山梨のそば店主が考案したものだそうですよ。

 

現在では、甲府市の公式サイトに、「ほうとう」と並んで紹介されているほどの名物となりました。昇仙峡にある「そば処 みつや」では、その「鳥もつ煮」を、「そば」といっしょにいただけます!

 

毎年恒例!ほうとう祭りとは?

昇仙峡では、毎年4月中旬頃に「ほうとう祭り」というお祭りが開催されています。「ほうとう祭り」では、山梨県内の「ほうとう」の人気店や味自慢のお店が出店するので、お好きな「ほうとう」を食べ比べられる絶好のチャンスです。

 

チケット1枚で「ほうとう」1杯が食べられる、お得な「ほうとうチケット」も販売されているので、「ほうとう」好きな方には見逃せませんね!例年、昇仙峡「ほうとう祭り」は、「影絵の森美術館」のすぐ近くの市営駐車場が会場となっています。

 

昇仙峡で食べ歩き

山梨県を代表する観光スポットのひとつであり、「渓谷美」で知られている昇仙峡には、国内外から沢山の観光客が訪れます。そのこともあって、昇仙峡には、観光客を喜ばせてくれるような、味自慢の美味しいお店が沢山あります。歩きながら手軽につまめる食べ物から、景色を見ながら優雅に舌鼓を打つ料理まで、バラエティに富んだ美味しい食べ物が多い昇仙峡。地元で採れる食材を、余すことなく、賢く上手に利用している点も特徴ですね。

 

「昇仙峡 影絵の森美術館」の近くにも、美味しいお店が沢山あります。昇仙峡を訪れた際には、ぜひ「影絵の森美術館」を拠点にして食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか?

昇仙峡の絶景を切り取る!6つの写真テクニック

2018951802.jpg

昇仙峡は「日本一の渓谷美」と言われており、豊かな水が流れる渓谷や奇岩、断崖のある景色は、見る人を魅了します。しかし、その絶景を写真やスマホに収めようとするのはなかなか難しいですよね?

 

最近では、SNSなどで写真を投稿する機会が増え、おしゃれな写真が撮れるアプリなども充実しています。また、デジタルカメラの機能も向上し、シャッターを押すだけで、きれいな写真を撮ることができます。

 

昇仙峡は写真映えする景観がたくさんあるスポットです。今回は、昇仙峡の魅力が伝わる写真を撮影するためのコツやテクニック、注意点についてお話していきます。

 

人々を魅了する昇仙峡

昇仙峡は、大自然に囲まれた渓谷です。美しい断崖や、清らかな水が流れる滝などがあり、年間を通じて多くの人が観光に訪れます。初夏から秋にかけてベストシーズンで、紅葉の季節には、多くの人がカメラを持って昇仙峡を散策しています。

 

また、ロープウェイなどで昇仙峡の山頂に向かうと、天気のいい日には富士山や南アルプスを臨める360度のパノラマビューが広がります。絶景という言葉がふさわしい昇仙峡の景色を、ぜひ写真に収めてみませんか?

 

風景写真のコツ

昇仙峡の絶景を撮影するためには、場所やシチュエーションごとに、おすすめしたい撮影方法があります。今回は昇仙峡での撮影のコツやポイントなどについて詳しくまとめました。

 

前後のピントを合わせてみる

風景写真を上手に取るコツは、メインとなる被写体にピントを合わせることです。昇仙峡のような雄大な景色を、より鮮明に写真に収める場合は、全体にピントが合うように調整しましょう!

 

最近のカメラや写真アプリは、オートフォーカス機能がついており、撮影対象にピントが合うようになっていますが、景色がメインの写真にはあまり向きません。昇仙峡のように、岩や奇岩の多い風景は、その細部までしっかりと撮影すると、より臨場感のあふれる写真に仕上がります。

 

カメラで撮影するときは、絞りを小さくすることで全体にピントを合わせることができます。絞りが小さいとやや暗めの写真になるため、明るさを調整するか遅めのシャッタースピードで撮影しましょう。

 

スマホで撮影する場合は、撮影後にエフェクト機能で写真の鮮明度やコントラストを調整すると、より美しい景色を写真に残すことができます。注意点は、手ぶれせずにしっかりと全体にピントを合わせて撮影しましょう。

 

三脚を使ってみよう!

前述の「前後のピントを合わせる」写真を撮影するために重要なのが、三脚などでカメラやスマホを固定することです。特にシャッタースピードを遅めに設定する場合などには特に活躍するアイテムです。

 

どうしても三脚がない場合は、近くの柵や壁に体をつけて、シャッターを押してみましょう。森の中など、壁も柵もない場合は、足を肩幅に広げ、しっかり脇をしめて両手でカメラやスマホを持って撮影すると、手ぶれがおさえられます。

 

構図を考える

昇仙峡には、滝や空、木々に岩など、被写体になる景色が数多くあります。それらの被写体を効果的にとらえるには、写真の構図が重要なポイントになってきます。昇仙峡の景色をより魅力的に撮影するためには、まず写真のメインとなる被写体を決めて、それを中心に写真の構図を考えてみましょう!ポイントは、メインの被写体を真ん中に寄せややずらした位置に配置することです。被写体の位置をずらすことにより、背景が効果的に映り、奥行きのある風景写真を撮ることができます。

 

また、昇仙峡の山頂には、遠くまで山並みを見渡せる景色が広がります。こうした場合は、遠くの山間がまっすぐになるように意識して撮影しましょう。おすすめはカメラやスマホにグリッドという九分割の線を表示して撮影することです。グリッドに合わせて撮影することによって、簡単にまっすぐな背景になるので、試してみてください。

 

手前の景色をとらえる

自然の写真は、遠くに見える景色を意識することが多いですが、カメラから近い距離も大切にしましょう。昇仙峡の撮影では、遠くにいる山や滝などを撮影する機会が多いと思います。撮影の際に、手前にある岩や木なども入れて撮影してみると、奥行きのある、臨場感あふれる写真に仕上がります。

 

昇仙峡は紅葉の景色が素晴らしい場所です。色づいた木々の景色を撮影する際にもこのテクニックを意識してみましょう。手前に色づいた葉を持ってくることによって、紅葉の風景を効果的に切り取ることができます。

 

また、山頂などからの景色を取る際には、足元の岩や地面も入れ込むのがおすすめです。ただ漠然と山の景色を撮るだけでは伝わらない、山頂ならではのスリル感満載の一枚が撮影できます。

 

空をどう映すか

写真を撮る時に気を付けたいのが天気や日差しです。昇仙峡などの山の空模様は変わりやすいので、撮影のタイミングには注意しましょう。

 

日の出や日没は、美しい写真を撮影するチャンスです。昇仙峡は季節によっておすすめの撮影時間帯が変わります。初夏など新緑の季節は、早朝の日の光に朝露が反射し、キラキラとした生命力があふれる瞬間を切り取ることが出来ます。秋の紅葉の季節は、午後の黄色がかった日差しで、紅葉をより際立たせ、温かみのある雰囲気の写真が撮影できます。

 

また、遠景の写真を撮影する際には、空のバランスに気を付けて撮影するとより印象的な写真になります。その日の空が美しい青空の場合は、被写体を画面の下3分の1までにして、残りを空になるように写してみましょう。反対に、空模様が今一つの場合は、被写体を3分の2、空を3分の1の割合にします。この割合を意識して撮影することによって、写真のメインのインパクトがぐっと引き立ちます。逆に、被写体と空をどちらも撮影しようと半々のバランスで撮影しても、メインがどちらかはっきりしない印象になってしまいます。

 

動きをとらえる

豊かな自然に囲まれた昇仙峡の景色を、ありのまま切り取るためには動きをとらえることが重要です。風や水、木漏れ日などの動きを入れると効果的です。

 

一番とらえやすいのが水の動きです。昇仙峡には、渓谷や滝があるので、ぜひ水の動きを撮影してみましょう!カメラの場合は、シャッタースピードを長めにすると、水の流れる様子が効果的に撮影できます。

 

次に、木漏れ日や木や葉の影を撮影してみましょう。遊歩道などで真上を見上げると、豊かに生い茂った木の間から風が抜け、木漏れ日が降り注いでいます。また、足元には葉の形までわかる木陰が揺れています。こうした瞬間を撮影することによって、見る人もその場に行っているかのような臨場感が表現できます。

 

昇仙峡のおすすめ撮影スポット

昇仙峡を訪れた際にぜひとも撮影したい絶景スポットを紹介します。前述の撮影のコツを参考に撮影してみましょう!

 

雄大な自然を感じる覚円峰

昇仙峡のシンボルともいえるスポットです。垂直に立った180mの大岩は迫力満点です。撮影する際には、覚円峰を真ん中にするのではなく、ぜひ対岸にある天狗岩も一緒に撮影しましょう。滑らかな岩肌の覚円峰と、荒々しい天狗岩のコントラストで面白い一枚が撮れます。

 

迫力満点の仙娥滝

昇仙峡のもう一つのシンボルと言えるのが、落差30mもある仙娥滝です。天気が良ければ、滝のしぶきの周りに虹が架かるので遭遇したら絶好の撮影チャンスです!

 

おすすめ撮影スポットは、滝の側面に面した階段からの撮影です。滝の流れを真横に感じながら昇仙峡の渓谷を眺めるアングルで撮影ができるので、躍動感にあふれた場面が切り取れます。

 

自然の作り出した芸術!石門と奇岩

昇仙峡の遊歩道を行く人の目を楽しませてくれるのが不思議な形の岩の数々です。遊歩道の入り口となっている石門は、自然が作り出した石のアーチが絶妙な位置にあり、スリル満点のスポットです。

 

また、渓谷に点在する奇妙な形をした岩は、いわば大自然が作り出したアート作品です。撮影する際は、被写体となる岩や石だけでなく、それらを作り上げた昇仙峡の自然の景色を背景としてしっかり映り込ませるとストーリー性のある写真に仕上がります。

 

昇仙峡ロープウェイと山頂からの圧巻の景色

昇仙峡にはロープウェイがあり、山梨の山々が一望できる昇仙峡の頂上まで行くことができます。秋の紅葉シーズンになると、多くの人がロープウェイで山頂を目指します。

 

ロープウェイからの景色は、紅葉を空の上から眺めることが出来、まさに絶景の一言です!車窓から眺める紅葉は、写真もいいですが、動画の撮影もおすすめです。

 

ロープウェイで山頂に降りてからも、絶好の撮影ポイントがあります。山頂から見える山並みは圧巻の一言!天気がいい日は遠くの富士山もくっきり見えます。岩場に腰を掛けて、自分のつま先と、遠くの山並みを写した遠近感のある景色は、昇仙峡ならではの構図です。

 

まとめ

昇仙峡にはたくさんの美しい撮影スポットがありますが、天気や場所、時間帯に合った写真撮影の方法を覚えておくことで、より魅力的な写真が撮れます。ぜひ、今回まとめたコツやテクニックを使って、自身が感じる素晴らしい昇仙峡の景色を切り取ってみてください。

 

撮影をしながらの散策で疲れたら、昇仙峡の中心部にある影絵の森美術館でひと休みしてみてはいかがでしょうか?浮き上がるように映し出される幻想的な影絵の数々は、見る人にすてきなインスピレーションを与えてくれます。

昇仙峡ならではの紅葉イベント!仙娥滝ライトアップ・竹あかりについて

20189517568.jpg

日本位一の渓谷美を誇る昇仙峡には、毎年多くの観光客が訪れます。特に紅葉に合わせたライトアップイベントは行く前にぜひチェックしておきたいです。

 

なぜなら、毎日行われる訳ではなく期間限定開催だからです。今回は、光が織り成す幻想的な昇仙峡を満喫するためにお話していきます。

 

日本一の渓谷美である昇仙峡

日本屈指の景勝地、昇仙峡には湯村温泉エリアと併せて年間で56万人もの観光客が訪れます。昇仙峡は覚円峰がシンボルですが、他にも奇岩の数々や川のせせらぎなど、大自然を思う存分堪能できます。大正時代から観光地としての発展を始めると、甲府からのインフラも整備され、足を運びやすくなりました。

 

何をするでもなく、歩いているだけでも楽しめる昇仙峡は、山梨県のみならず、日本を代表する観光地と言って良いでしょう。

 

奇岩の数々は昇仙峡ならでは

昇仙峡には数多くの「奇岩」と呼ばれる岩があります。河岸から山肌まで、様々な場所に奇岩があり、それらもまた、昇仙峡の見どころの一つです。

 

オットセイ岩、トーフ岩、松茸石、サル岩など、名前の付けられている岩も多数あります。名前を聞くと、何となくそのように見えてくる岩も多数あるので、ついつい見入ってしまう観光客も多く、撮影スポットになっている奇岩も多々あります。

 

山頂からの景色は圧巻!

昇仙峡にはロープウェイがあります。ロープウェイ乗車後、数分で山頂に到着すると目の前には絶景が広がっています。甲府市内、塩川ダム、そして富士山など様々な絶景が飛び込んでくるので昇仙峡に足を運んだ際には要チェックです。

 

ちなみにロープウェイは影絵の森美術館とのセット券が用意されているのでこちらがお得です。

 

遊歩道が整備されています

昇仙峡は遊歩道が整備されているので、遊歩道に沿って歩くだけで見どころスポットを網羅できます。じっくりと調べることなく、何となく足を運んだとしても遊歩道に沿って歩くだけで、日常生活では見ることがない自然の景色が目に飛び込んできます。

 

秋の紅葉シーズンは最も人気

季節を問わずに楽しめる昇仙峡ですが、観光のトップシーズンは秋です。特に11月は、紅葉の時期もあり年間を通して最も観光客の多いシーズンです。大自然と紅葉のコラボレーションは一見の価値がある光景なので観光客が多いのも納得です。

 

中でもここだけは見ておくべきという見どころがあるので、そちらも併せてご紹介しましょう。

 

長潭橋

昇仙峡の入り口とも言うべき長潭橋付近は紅葉の見応え抜群です。長潭橋そのものが曲線の美しい橋ですが、付近には多くの紅葉があるので長潭橋と紅葉の両方を楽しめます。撮影スポットには多くの観光客が集まるので、撮影には少々時間がかかる可能性もありますが、待つ価値のある光景です。

 

覚円峰

昇仙峡のシンボルでもある覚円峰ですが、紅葉との組み合わせがとても綺麗です。

 

覚円峰は白い岩肌が鮮やかなだけではなく、とてもなだらかな遊歩道があるので周辺に溶け込んでいる紅葉の赤味をより楽しめます。覚円峰はどの季節でも昇仙峡のシンボルとして、自然の雄大さを広くアピールしていますが、紅葉シーズンは紅葉のおかげで周辺に赤味が出るので.覚円峰もどこか暖かい雰囲気を感じさせます。

 

こちらも撮影スポットは多くの観光客でごった返すことが予想されますが、SNSを行っていない人でもついつい撮影したくなる光景です。

 

天鼓林

こちらは遊歩道の中間定点付近にあります。紅葉が色づいているのでとても綺麗なだけではなく、遊歩道から見上げて楽しめます。遠くから見ても綺麗な紅葉ですが、間近で見るとまた違った魅力があります。天気の良い日ですと、太陽の光に照らされる紅葉を真下から覗くことができます。

 

荒川ダム

荒川ダムもまた、紅葉が見事な場所です。こちらは昇仙峡からは少し離れますが、ダムの周辺には無料駐車場が数カ所あるのでこちらも併せてチェックしておきたいところ。荒川ダムを囲む山が紅葉によって染まっている姿は、ダムとのコントラストが美しさを演出してくれます。

 

山頂からの景色

ロープウェイにて山頂まで登ると、壮大な光景が飛び込んでくるのですが、紅葉シーズンともなればそこに美しさが加わります。まるで赤い絨毯が敷かれているかのように、山の所々に暖かさを感じさせる赤味を帯びています。天気の良い日は、いつまでもその場にいたいと思わせる程の美しい光景が広がります。また、山頂から見下ろす荒川ダムの光景も綺麗です。

 

秋の行楽シーズンは駐車場に注意

昇仙峡には駐車場が4か所あります。4か所の合計で200台という数字は、行楽シーズン以外であれば問題ない数字ですが、秋の行楽シーズンやライトアップ期間中はどこも満車の可能性が高いです。

 

時間に余裕をもっての行動を心掛けるか、あるいは公共交通機関でのアクセスにした方が良いでしょう。

 

紅葉と仙娥滝ライトアップは必見の価値アリ

昇仙峡は都内から日帰りでアクセスできる好立地なので、朝家を出て昇仙峡を楽しみ、夕方頃には帰る方が多いです。しかし、夜の昇仙峡もまた、とても魅力的です。

 

特にライトアップは必見です。紅葉だけではなく、仙娥滝のライトアップもあるので、こちらも是非チェックしておきたいところです。

 

仙娥滝のライトアップ

仙娥滝のライトアップは年に数回行われています。紅葉シーズンだけではなく、他の季節にもライトアップは行われていますが、やはり紅葉シーズンの仙娥滝のライトアップは別格です。

 

滝と紅葉がライトアップされることにより、周辺がほんのりと赤味を帯びた暖かい光景となります。紅葉シーズン以外の仙娥滝のライトアップも綺麗ですが、紅葉がないのでライトアップは少々白味が強いです。しかし、紅葉シーズンは紅葉のおかげで暖かみを感じさせるライトアップとなるので、是非見ておきたいポイントです。

 

遊歩道もライトアップされます

紅葉シーズンは遊歩道もライトアップされます。紅葉がライトアップされることにより、暖かみのある真っ赤な光景が飛び込んでくるのですが、その中を歩いた際のドキドキ感は非日常そのもの。自然とライトアップの調和は、普段では味わえないもののはずです。

 

秋期間限定の「竹あかり」とは

昇仙峡では秋限定の「竹あかり」も開催されます。円右衛門伝承館から仙娥滝まで、およそ4,000個もの竹とうろうが観光客を出迎えてくれます。

 

竹とうろうのあたたかな光は昇仙峡の自然や紅葉とも相性抜群。日没から夜まで開催されるので、夕方頃足を運んで幻想的な雰囲気に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

 

竹あかりの開催日は要チェック

竹あかりの過去の日程は以下になります。

 

2016年11月19日(土曜日)~11月23日(水曜日)

2017年11月23日(木曜日)~11月25日(土曜日)

 

2017年では元々は10月20日の金曜日から22日の日曜日までの開催でしたが、天候不良によって上記の日程へと延期されました。過去2年の傾向を見るに、規則性がありませんので2018年いつ開催されるのかは分かりません。昇仙峡観光協会のサイトなど、よくチェックしておきましょう。

 

光と影のアートも幻想的

昇仙峡は紅葉、そしてライトアップも幻想的ですが、影絵の森美術館も負けてはいません。ロープウェイ乗り場から徒歩でも歩いて行ける距離にあり、駐車場やお手洗いも完備されています。

 

幻想的な作品の数々は、ライトアップや紅葉に勝るとも劣らない美しさを誇り、多くのファンが愛する藤城清治は「光と影の造形詩人」とも称されています。

 

影絵の森美術館は午前9時から午後5時まで開館していますので、こちらをチェックしてからライトアップを楽しんでみてはいかがでしょう?

昇仙峡でペットと一緒に楽しむためのおすすめコース

201895175120.jpg

観光地を訪れると家族の一員であるペットを連れて旅行に行く人をよく見かけます。ペットを連れて行こうにも、食事や入店時のトラブルが生じるのは避けたいですよね?

 

最近では、ペットと楽しめる観光スポットが増えてきました。山梨の観光地である昇仙峡でペットと楽しむためのマナーや食事場所、一緒に楽しめるお店について見て行きましょう。

 

ペット同伴で行く観光地巡りのマナー

昇仙峡はペットと一緒に楽しめる観光地なので、実際にペットを連れて楽しんでいる方の姿を多く見かけます。ペットも家族の一員。その言葉通り、昇仙峡でペットと一緒に楽しむことで、よりペットとの思い出も深まるはず。

 

一方で、ペットと一緒に楽しむのであればマナーを守るのは当然です。昇仙峡に限った話ではなく、どこかへペットを連れて行こうにもマナーは最低限守らなければなりません。

 

ペット同伴可能か、前もって調べておきましょう

ペットと一緒に観光地を楽しむ場合、前もってペット同伴可能なのか、ペットとどのような遊びを楽しめるのか調べておきましょう。何も調べずにペットを連れて行って「ここではペット禁止です」と言われたら、ペットと一緒に楽しむことは出来ません。

 

必ず前もって確認し、ペットと一緒に楽しめない場合はペットを連れて行かないか、改めてペットを連れて行ける場所を探しましょう。

 

ペットが好きな人ばかりではありません

旅先でペットと楽しい思い出を作ろうと連れて行くことがあるかと思います。

 

しかし、観光地を訪れる人の全てがペットに対して理解がある訳ではありません。中にはペットが苦手な観光客もいます。同伴が許されているから問題ないという態度ではなく、ペットが苦手そうな人がいたら、あまり近付けないなど、飼い主としての配慮が求められます。

 

ペットの健康にも気を付けましょう

観光地にペットを連れて行くのであれば、ペットの健康面には気を付けましょう。ペットの同伴が禁止されていない場所だからといって、ペットに対して万全の体制が整えられているとは限りません。

 

もし、体調が悪くなったペットに気づけなかったら、ペットの体に大きな負担を与えることになるかもしれません。そうならないためにも、体調管理を徹底し、調子が悪そうだなと思ったら無理をさせるのは控えましょう。

 

ペットのトイレ事情はエチケットを守ろう

ペットを旅先へ連れて行くときに問題となるのは、トイレ事情ではないでしょうか。知らない土地で不安に思うペットもいるかも知れませんので、飼い主として必ず近くに付き添ってあげ、後処理をしましょう。

 

昇仙峡に限らず、どの場所でも放置はマナー違反です。せっかく景色の良い景勝地がペット禁止になってしまったら、昇仙峡をペットと共に巡ることが出来なくなってしまいます。マナーを守って、美しい観光地を楽しみましょう。

 

お散歩コースからトレッキングコースまで

昇仙峡には様々な散策ルートがあります。ペットと気軽に歩けるエリアから、6kmに及ぶ本格的なトレッキングコースまで用意されています。基本的には舗装されている道ばかりなので、ペットと一緒に楽しく散歩ができます。

 

休日は混み合うので注意しましょう

昇仙峡は人気観光スポットです。休日は多くの人がやってくるので、道には人が溢れますし、特に最近多いのはスマートフォンでの写真撮影です。そのため、急に立ち止まる人も多いので、ペットと散歩する時には周囲との距離感に気を付けましょう。

 

舗装されていない道もあるので気を付けましょう

基本的には舗装されている道が多い昇仙峡ですが、中には未舗装の道もあります。未舗装の道は観光客の姿は多くはないのですが、歩きにくいコースになります。ペットだけではなく、自分自身のことも考え、無理をしないよう気を付けましょう。

 

お手洗い場所には気を付けましょう

ペットだけではなく、人のお手洗い場所を把握しておくことはおすすめです。昇仙峡はとても美しい景勝地です。自然を楽しめる場所なので、商業施設のようにお手洗いがどこにでも置いてあるわけではありません。大丈夫だろうと思ってペットと共に歩いていたら、すっかりお手洗い場所の気配を感じなくなってしまうことがあるかもしれません。

 

休日の場合、特に女性用のお手洗いには大行列が出来ていることも珍しくありませんので、お手洗いは小まめに行くと良いです。外のお手洗いだと衛生面上、使いにくいと思う人は影絵の森美術館バリアフリーのお手洗いも用意されているので、こちらを上手く活用してみてください。

 

ロープウェイで山頂へ

昇仙峡にはロープウェイが用意されています。ロープウェイに乗ると山頂から甲府市やダム、富士山など様々な景色が楽しめます。昇仙峡を訪れた際には、是非押さえておきたいポイントですが、ペットと一緒に乗ることもできます。

 

ロープウェイはペットも条件付きでOK

ロープウェイの乗車はペットもOKですが、条件があります。小型犬や中型犬を乗せる場合、抱っこしなければなりません。抱っこが出来ない大型犬に関しては残念ながらロープウェイに乗せることはできません。

 

ちなみにペットの乗車券は300円ですが、影絵の森美術館とのセット券だと400円お得になりますので、ペットの乗車券を実質無料にできます。

 

影絵の森美術館は見所も多く、ペット同伴も可能なので、ペットを連れている方はセット券の方がよりコストパフォーマンスが高まります。

 

ロープウェイ乗り場周辺には気を付けましょう

ロープウェイ周辺は駐車場が多いため、休日になると多くの人だけではなく、車でごった返します。そのため、ペットがトラブルに巻き込まれないとも限りません。目を離さないよう気を付けましょう。

 

ロープウェイに乗らなくとも頂上には行けます

昇仙峡に足を運んだら是非ロープウェイで頂上を楽しみたいものですが、頂上にはロープウェイを使わなくとも行けます。頂上を目指すちょっとした登山なのでペットと一緒では大変かもしれませんが、大型犬を飼っている方で、是非ペットと山頂へ行きたい場合、頂上までのウォーキングにチャレンジしてみてはいかがでしょう?

 

食事できる場所は事前にチェック

昇仙峡にはいくつか食事ができる場所がありますが、ペット同伴であれば事前にチェックしておいた方が良いでしょう。テラスを完備しているお店もあるので、昇仙峡の雰囲気を味わいつつ、ペットとの食事を楽しめます。

 

混んでいる時は待ち時間も覚悟

観光シーズンだけではなく、休日の昇仙峡には多くの観光客が訪れます。食事処は多くの観光客で賑わっているので待つことを考慮しておかなければなりません。ペット連れの場合、人と同じようにペットも次第に待ちくたびれてしまう可能性があるので、飽きないための工夫は予め用意しておきましょう。

 

全てがペット同伴可能ではないので注意しましょう

昇仙峡の食事処の全てがペット同伴可能ではありません。ペット同伴可能な場所もあれば、ペットお断りの所もあります。混んでいると、空いていればどのお店でも良いと考えがちですが、ペットを連れている場合そうはいきません。その点も含めて、事前にペット可能な食事処をチェックしておきましょう。

 

オススメは影絵の森

影絵の森美術館にはペット同伴可能なレストランが併設されています。駐車場もありますし、山梨名物のほうとうも用意されています。あちこち歩き回るのであれば、影絵の森美術館での食事を候補にいれておくと便利です。

 

ペットと一緒に入れる館内は魅力的

影絵の森美術館はペット同伴が可能です。抱っこになりますが、ペットと一緒に影絵を楽しめます。食事もあれば駐車場も用意されています。昇仙峡観光の本拠地として活用するのも良いでしょう。せっかくペットと一緒に来たのに、車の中にお留守番させるのは寂しいはず。影絵の森美術館で大切なペットと楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょう?

押さえておきたい昇仙峡の見所スポット

201895174118.jpg

山梨県といえば富士山を連想する方も多いですが、昇仙峡もまた山梨県内屈指の観光地です。自然が作りだした岩肌と綺麗な川は、季節を問わず、観光客に感動を与えてくれるものです。

 

季節によって違った魅力を持つ昇仙峡ですが、いざ昇仙峡を訪れようにもどう巡るかで悩む方が多いのではないでしょうか?ぶらりと足を運んでも楽しい昇仙峡ですが、抑えておきたいスポットもいくつかあります。

 

そこで、夏の昇仙峡を思う存分楽しむため、昇仙峡の歩き方や是非見ておきたいスポットについて順にお話していきます。

 

日本一を誇る昇仙峡

山梨県の甲府盆地の北側に位置する昇仙峡は、特別名勝に指定されている国内有数の景勝地です。1923年に断崖絶壁や奇岩、植物など自然の景観が評価され、国の名勝に指定されました。

 

大正時代に入ると甲府市内から昇仙峡までの道路の整備が始まり、バスも乗り入れるなど観光としての発展が始まります。実は江戸時代から既に多くの旅人から注目を集めていた場所で、多くの画家が訪れては「日本一の渓谷美」とも称される昇仙峡の姿を絵画として残したのです。駐車場の整備やロープウェイの完成など、時代と共により観光客のニーズに応えようと努めてくれています。

 

自然が長い年月をかけて手がけた造形美

昇仙峡の特徴は、長い年月をかけて自然の力によって生み出された景観にあります。自然の力によって生まれた景色に驚かされるだけではなく、なぜそのような形になったのかと好奇心をそそられる奇岩やいつまでも見たくなる景色が広がっています。

 

さまざまな奇石

昇仙峡にはたくさんの岩があります。どれも長年川の流れを受けて徐々に形作られたもので、いくつか印象的なものがあります。

 

まずはオットセイ岩。オットセイが寝そべっているかのような形をした岩で、看板も出ているので見逃すことはないはずです。

 

食べ物に由来した岩といえばトーフ岩です。豆腐のように真四角なことから名づけられたこの岩は、見た目は他の奇岩と比べると地味に思うかもしれませんが、なぜ岩が真四角なのかを考えると、昇仙峡の奥深さや自然の時の流れを感じずにはいられません。

 

面白さでは石門があります。アーチ型ですが不安定なので、くぐる時にはドキドキさせられるでしょう。

 

川沿いだけではなく、猿岩や大佛岩(大仏岩)のように、山肌にあるものもあります。

 

とても大きなこれらの岩は、川の流れではなく雨風によってこのような形になったのです。他にも天狗岩や、ふぐ岩、かぶと岩など様々な奇岩があるので、これらを見ているだけでも昇仙峡の自然の素晴らしさを実感できます。

 

初夏の織りなす景観

昇仙峡は観光客のためにコースが制定されています。道順に沿って歩けば昇仙峡の素晴らしさを余すことなく楽しめるよう親切な設計となっています。

 

川沿いを歩くコースが多いので、奇岩だけではなく、青々とした木々や川のせせらぎなど、癒しを与えてくれることは間違いありません。「飛ぶ宝石」ともいわれるカワセミも、タイミング次第では遭遇できるかも?

 

赤く色づく紅葉シーズン

昇仙峡に最も多くの観光客が訪れるのは秋です。紅葉によって昇仙峡そのものがほんのりと赤味を帯びると共に、秋風が川辺の爽快感を引き立ててくれます。毎年10月から11月末までが見ごろで、このシーズンは駐車場も混み合うことが予想されます。

 

昇仙峡を一望できる昇仙峡ロープウェイ

昇仙峡にはロープウェイが用意されており、頂上まで足を運べます。パワースポットの宝庫でもある頂上からの景色の良さは足を運ぶ価値があります。また、岩とは思えない丸みを帯びた、まるで卵のような岩が感動を高めてくれます。

 

雨風や人の足によってなだらかになった丸みを帯びた岩に腰掛けながら見下ろす甲府市内や荒川ダムは圧巻です。天気が良ければ富士山の姿も見られます。

 

ちなみに昇仙峡ロープウェイは影絵の森とセットになったお得な券もあるので、じっくりと見て回りたい方にはこちらがお勧めです。

 

迫力のある滝を間近で体感

昇仙峡には滝があります。落差30mにして、日本の滝百選にも選ばれる仙娥滝は、昇仙峡の中でも人気を集めているスポットです。ウォーキングやトレッキングコースとして楽しんでいる方も多い仙娥滝は、4月下旬からゴールデンウィークにかけてはライトアップされており、幻想的な雰囲気となります。

 

人工的な音が聞こえてこない場所にある優雅な滝は「クリスタルサウンド」とも称されています。

 

山の景色を映し出す美しいダム(能泉湖)

水害防止のために作られた荒川ダムも昇仙峡の見どころの一つです。春になれば桜のスポットとして多くの観光客が訪れるダムには荒川大橋がかかっているので、橋の上からダムの圧倒的な迫力を体感出来ます。

 

また、荒川ダム周辺だけでも3カ所の駐車場があるため、車で訪れた場合、移動して様々な角度から荒川ダムの景色を楽しめます。

 

美味しいご飯も人気の秘密

昇仙峡にはいくつかお店があります。特に人気は山梨名物のほうとうをあしらった「ほうとう饅頭」です。外見はかぼちゃが乗っている以外は普通のお饅頭ですが、中には野沢菜、切り干し大根、しいたけが入っている個性的なお饅頭です。

 

さすがに麺は入っていませんが、お饅頭部分の食感と合わせるとほうとうを食べているかのような気分を楽しめるので、昇仙峡に足を運んだら是非チェックしておきたいところです。

 

また、甲府の名物でもあるワインの試飲も可能です。車で足を運んだ方にはノンアルコールのワインもあるので安心です。自然を楽しみながら食事を楽しめる場所もあるので、料理がより美味しく感じます。

 

博物館や美術館でちょっと一休み

自然豊かで美しい昇仙峡ですが、博物館や美術館があるので、疲れた時には一休み出来るので、覚えておくと昇仙峡をより深く楽しめます。

 

水晶や珍しい宝石の博物館

水晶だけではなく、ダイヤモンド、エメラルド、サファイヤといった宝石が展示されている水晶宝石博物館は足を運ぶと幻想的な時間を楽しめます。

 

伝統工芸エリアには宝石による立体像「川中島の合戦」をモチーフにした上杉謙信と武田信玄の像が用意されています。職人6人が2年半かけて制作した宝石立体像は細かい所にも職人の魂が宿っている精巧な作り。

 

2Fからは誕生石やパワーストーンの展示、水晶と光のイルミネーションなど思わず見入ってしまう美しい光景が視界に飛び込んでくることでしょう。

 

息をのむような光と影の美術館

光と影をテーマに、見るものを圧倒するのが「影絵の森美術館」です。第1展示室には幻想的な音楽が流れる中、作品が浮かび上がってくるので不思議な気持ちを味わえる、非日常的な雰囲気は昇仙峡と相通ずる部分もあります。

 

第2展示室は企画展となっていますので、季節によって違った楽しさが待っています。訪れるタイミングによって異なる企画が開催されていますので、何度昇仙峡に足を運んでも楽しめますよ。ちなみに売店も用意されていますので、昇仙峡のお土産をこちらで選ぶのもおすすめです。

 

昇仙峡を歩くなら

昇仙峡には数多くの見どころがあります。1日かけてもまだまだ飽き足らないだけに、足を運ぶ際には時期やウォーキングコースをじっくりと考えた方が良いでしょう。途中でお腹が空いたなら、そば処みつやでB1グルメでグランプリを獲得した「鳥もつ煮」や昇仙峡の名水を贅沢に使った「蕎麦」はオススメです。少し歩き疲れたら影絵の森美術館もあるので、気分転換もばっちり。他では見ることが出来ない大自然を満喫して贅沢な非日常感を楽しんでみてはいかがでしょう?

 

 

ページ上部へ