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甲州印伝の柄と意味
山梨県の伝統工芸品である甲州印伝、皆さんはご存知ですか??
鹿革を染色し、漆で柄を付けていくこの甲州印伝には、様々な柄があり、その一つ一つに意味や願いが込められています。
今回は、そんな甲州印伝の魅力を沢山の方に知っていただくため、甲州印伝の柄と、その意味や願いをいくつか書いていこうと思います。
1.立梅花
「万葉集」に多く読まれた梅は、古くから花の象徴とされていました。
「飛梅」の故事や「好文木」の異名を持つことなどから学問の神、天神信仰の表象として尊ばれています。
2.鱗
魚の鱗をかたどったこの柄は昔、武士の陣羽織などによくつかわれていました。
鱗で身を守ることが転じて、厄除けの意味が込められています
3.梅
梅の花言葉には「忠実、高潔、気品、忍耐」などがあり、歳寒三友(松竹梅)と称されたことや
厳しい冬から春を迎える喜びを反映した吉祥文様として用いられいます。
4.菱菊
「菊水を飲むと長寿を保つ」という中国の故事から菊は不老長寿の象徴となり、日本では
齢草という意名を持っています。ひし形には厄除け、魔除けの意味が込められています。
……などなど。
印伝には他にももっともっと柄の種類があり、異なる意味や願いがそれぞれに込められているので
とてもおもしろいですよ❁
プレゼントにも最適なので、ぜひ皆さん甲州印伝チェックしてみて下さいね(´-`).。oO