表現法❀
突然ですが皆さん、あの有名な、細田守監督をご存知でしょうか?
今、大ヒット上映中の映画「未来のミライ」をはじめとする、素敵な作品の数々を手掛けられている
細田守監督。
先日、私がとあるテレビ番組を見ていると、細田守監督が出演されており、
細田守監督の表現法について説明されていたので、食い入るように見ていたのですが、
そこで、はっと、気づかされた、、、といいますか、凄い、、、と思ったことがあったので
少し書かせてください。。
一般のアニメでは、立体感を出すために、人間の影を必ず描くのですが、
細田守監督は、絶対に描かないそうなんです。
この細田守監督の表現方法は、まさに、浮世絵など伝統的な日本絵画と同じ!だそうで、
細田守監督は、日本絵画を目にし、「影を書いていないのに、人物がいきいきしている。
こんな素晴らしい文化があるのに、なぜ影を描くのか…」と考え、影を一切描かないように
しているのだそうです。
それをきいて、私はようやく浮世絵の人物に影が描かれていないことに気がつきました。。
人物に影を入れることなく、生き生きと、今にも動き出しそうなくらい迫力のある
浮世絵などの日本絵画。
昔の人の、表現力の凄さに驚きつつ、素晴らしい文化だなあ、と心から感じました。
昇仙峡影絵の森美術館では、現在、浮世絵師展が開催されています
人物に影を描かない他にもいろんな表現法で描かれている浮世絵。
ぜひ、ご覧になってみて下さい!!
ちなみに、常設されている竹久夢二の作品にも影が描かれていないので
そちらもぜひぜひゆっくりとご覧ください!!