リトグラフ...
影絵の森美術館売店では、藤城先生や山下清、若手影絵作家の河野里美先生のリトグラフやレフグラフ、
セリグラフを何点か取り扱っております
ん?セリグラフ…??レフグラフ…??リトグラフってなんだ…と疑問に思う方も多いと思います。
なので今回はまずリトグラフについて詳しく書かせていただきます<(_ _)>
リトグラフやセリグラフ、レフグラフはすべて、版画の一種で、リトグラフは
水と油の反発反応を上手く利用したものになっています!
版は平らな石(現在では扱いやすいアルミ板を使用することが多いみたいです)。
彫ることはせず、油分の含んだ画材を使用して絵を描いていき、その上に特殊な薬品を塗り、水を乗せ
インクで色を付けていきます。
作品によって使用する色数が変わってくるので、何度刷るかもそれに比例して変わっていきます。
例えば、18色使う場合は、18回刷ることになり、とても複雑で時間と手間がかかっていきます
ただ、複雑で手間がかかる分、線の太さや強さ、筆の効果、インクを飛ばした感じなど、版に描いたもの
そのままを紙に刷ることができます
また、刷れば刷るほど艶が出てきて、独特の質感が出てくるので、藤城先生の影絵の作品や
山下清の貼り絵の作品も忠実に再現できるのです!!
リトグラフは、色焼けすることがないので、そのままの色合いで半永久的に
保存出来るという魅力もあります
原画とはまた違った魅力のあるリトグラフ。
ぜひ、昇仙峡影絵の森美術館へお越しの際はリトグラフもゆっくりご覧になってください!
その美しさには、惚れ惚れしてしますよ